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このブログでは、国際商事仲裁について書きたいと思います。
グローバル経済が発展するなか、国際仲裁の重要性はますます高まっています。
なかでも重要なのが、ニューヨーク条約です。 日本では、「外国仲裁判断の承認及び執行に関する条約」という訳語で知られています。
一般的に異なる国の当事者間で紛争が起きた場合、仲裁手続、又は準拠法に従った裁判が行なわれます。
しかし、A国の裁判所で判決が出たとしても、それが、B国でも同様に効力をもつとは限りませんよね。これでは、折角出たA国での判決に決定権はなく、無意味になってしまいかねません。
そこで、ニューヨーク条約に加盟している国家間では、対象国で出された判決を自国でも同様の判決内容とし取り扱うこととしています。