ICC国際仲裁裁判所 (ICC International Court of Arbitration)は1923年に設立された。
パリに本部を置く機関であり、ICC の一部門として仲裁裁判所(International Court of
Arbitration)を有する。
ICCは、世界有数の国際商事仲裁機関である。年間取扱件数は、1980年代~1990年代初頭に優に年間300例を超えていた。それが今では年間500例を超えている。これらのケースのほとんどは、高額紛争を含む多くの国際紛争である。
この機関を用いた仲裁は、本部に常設の機関があり、そこが全仲裁判断の内容をチェックしてから最終の仲裁判断がなされるという点が特徴である。